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2006年2月17日 (金)

妊娠中のSSRI

New England Journal of Medicineに妊娠中のSSRIについての記事がありました。

  • SSRI妊娠20以降に服用する事で児に遷延性肺高血圧(PPHN)が生じやすくなる。

というもの。肺高血圧は右心負荷をもたらし心不全に至りうる疾患。妊娠中にSSRIを使うにはリスクがあるという事です。

  • 20週以前であればPPHNのリスクは高まらない。
  • どの時期でも、他の抗うつ薬ではPPHNのリスクが高まらない。

というのも興味深いですね。

それにしても妊娠を前提にすると、なんとも薬が使いづらいものです(-_-;
妊娠中にSSRIを使うか使わないかは、薬物治療による効果と、それに伴う危険性を天秤にかけて医師と患者が話し合って決める……という大原則に従う他ありません。その為にも医師は情報を集めておく必要がありますね。

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コメント

リンクありがとうございます。
私の不真面目なブログに興味を持っていただいてありがとう(笑)!
satoruさんのところに勉強に来ますね!

投稿: pippu-chan | 2006年2月18日 (土) 01:21

いやいや不真面目というものではありませんよ^-^
どうぞ、これからもよろしくお願い申し上げます。

投稿: さとる | 2006年2月18日 (土) 10:23

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昨日知ったのだが、 いまやうつ病の治療には欠かせないSSRIを妊婦が飲み続けると、 産まれた子どもが呼吸障害を起こす危険性が高まることが、明らかになったという。 カリフォルニア大学サンディエゴ校などの研究グループが、 9日付の医学誌に報告したとのこと。 アメリカとカナダの母子を対象に調査を行ったところ、 妊娠20週以降にSSRIを飲み続けていた母親の子どもが、 肺に血液がうまく流れず低酸素状態を招く「遷延性肺高血圧症」を発症する危険性は、 飲んでいない場合と比べて、6.1倍高か... [続きを読む]

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» [日記][文化人を気取れ]脳内好景気(SSRI大作戦!) [white_cake]
ところで私には同居人が一人います。 同居人の職業は精神科医で、一般人の知らないこともイロイロ知っていたりしますので、時折勉強させてもらっています。 みなさんはSSRIと聞いて、なんのことだかわかりますか? これは新世代の抗鬱剤と呼ばれている薬でして、の略なんです。 と言われても全然なんのことやらさっぱりだと思いますので、わかりやすうい日本語に直しますと「セロトニンだけ再吸収されないようにしますから」みたいなかんじです。 鬱状態のひとというのは、セロトニンと呼ばれる脳内物質の濃度が低くなって... [続きを読む]

受信: 2006年2月19日 (日) 20:35

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