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2006年11月27日 (月)

非定型向精神薬をお飲みの方へ

向精神薬=抗精神病薬(ひらたく言えば安定剤)の中で比較的新しいものに「非定型向精神薬」があります。リスパダールジプレキサルーランセロクエルエビリファイのことです。お読みの方の中には、これらを服用中の方もいるハズ。でしょ?

Good4shcizo ここで非定型向精神薬の副作用を扱うことがあります。私としては服用中の人が怖がっちゃうかな?と不安。むやみに怖がらないで下さい。非定型向精神薬は、従来の薬よりも副作用が少ない薬です。だからこそ新しく登場したのです。むしろ安心してよい薬なのです。

そして、自己判断で中断しないで下さい。病気によっては、薬を使用せずにいると進行してしまいます。それこそ脳にダメージが生じるなど、取り返しがつかなくなることがあります。それは副作用が生じることよりも恐ろしいことです。ホント、ホント。

治療を受けている方は、副作用が生じたとしてもやたらと恐れずに適切に対処しましょう。主治医とよく相談をし、副作用(の可能性)と病気を冷静に天秤にかけ、よく考えるべきでしょう。

私や家族が統合失調症になったら、迷わず非定型を使用したいもの。だからこそ患者さんにもオススメするわけですよね(^-^)

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リスペリドンの射精障害

リスペリドンによって射精障害が生じた症例発表を聞きました。副作用としては稀なもの。内尿道括約筋の機能不全が生じ、逆行性射精が生じるというもの。抹消のα1アドレナリン受容体が遮断されることが原因だとか。ふーん。

ちなみに、α1アドレナリン受容体の遮断が生じやすい薬剤はチオリダジン(メレリル、←製造中止)とクロザピン(←日本では未承認)、そしてリスペリドン(リスパダール)。まぁ、要するにリスパダール。

射精障害が生じると服薬アドヒアランスを低下させるでしょうね。しかも、問題が性的なものであるため、語られることなく問題が遷延しやすそう。

リスペリドンを男性に処方する際には、射精についてためらわずに聞いてあげるべきでしょうね。こちらが問うことをためらえば、相手も答えづらいもの。羞恥心に配慮しつつも、あくまで医学的にドライに問診したいところ。

だって、一人密かに悩むのも辛いことでしょう。そして、これで断薬したら大変なこと。対策としては薬物の減量や変更で済むことでしょうし、慌てる必要はないでしょう。きちんとみつけて、きちんと対応したいものですね。

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2006年11月23日 (木)

宗教による自殺率の差

Stopsuicide 先日、聞いた公演の中で「宗教によって自殺率に差がある」という話を聞きました。

 

  • 自殺率が最も高いのが仏教

輪廻転生や「あの世」という概念の存在が自殺率を高めているのではないか、というお話。そもそも自殺を禁じる内容が宗教上存在しません。

  • 自殺率が最も低いのがイスラム教

宗教上、厳しく自殺を禁じているのだとか。

 

興味深い話です(・_・)

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2006年11月20日 (月)

統合失調症の病名告知 8-9割

全家連に家族がいる患者さん&聖マリアンナ医科大の病院に通院してる患者さんを対象にした、聖マリの諸川先生による患者アンケート調査によると……

  • 90%近くの患者さんが自身の病名を認知している
  • 病名としては「統合失調症(or 分裂病etc)が約80%

……とのこと。

以前には統合失調症の病名告知が十分に行なわれずにいた時代がありました。しかし、最近では告知するのが基本

統合失調症では薬物治療を続ける事が必要です。病名を知らなければ、その必要性を十分に理解できないでしょ? 私は基本的に全て隠さずに告知をしていく方針です(^-^)

統合失調症と思われる患者さんで病名をちゃんと聞いていない患者さんは、機会をみつけて主治医に病名を聞いてみるのがいいでしょうね。そして、もし統合失調症と聞かされたら、無駄に避けず恐れず、きちんと受け止めて薬物治療を受けましょう。薬物治療をきちんと受ければそんなに恐れる必要はありませんし、病気を否認して薬物治療を避けることの方がよっぽど恐ろしいことなのでしょうから。

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2006年11月15日 (水)

職場のストレスを減らしたい

Stress 仕事主観的なストレスを減らす要因には2つあるとのこと。そんな話を先日、聞いてきました。2つの要素とは……

 

1:心理的ノルマ感の減少

心理的ノルマ感を減らすと、主観的ストレスが減るというもの。
ノルマを課すよりも、できた仕事に対するプラスの評価を加えることが良いとされています。それにはお金よりも言葉が有効だとか。

 

2:時間的裁量権の増大

そして、時間的裁量権を増やすと、主観的ストレスが減ります。

「部長より先に帰るとは何事だ!」みたいなのはダメ~! 残業するなら各自の判断で残るもの。

会社的には減らしにくいものですが「締め切り」の存在はストレスなもの。

フレックスタイム制を採用する会社が増えていますが、主観的ストレスを緩和するためには非常に有効な方法なのでしょうね。

うん、勉強になったなo(・_・)o

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2006年11月10日 (金)

辛いという字

自分のPCの中をあれこれみていたら、古いメモを発見。
詩人であり画家である星野富弘さんの言葉。

- - - - - - - - - - -
いという字がある
もう少しでせに
なれそうな字である
- - - - - - - - - - -

なんだかグッと来るものがあります。

個人的には辛い事が多いここ最近。
もしかしたら幸せには
あと「一」歩なのかもしれません。

でも、その一歩が踏めるのだろうか、
そしてどっちの方向に踏めばいいのでしょうか。

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2006年11月 6日 (月)

寝相 (病的なもの2つ)

Sleepwell 寝相心理状態を知ることができるという話。
以前に4つのタイプを紹介しましたが、他にも2つ。

  • 手首とくるぶしを交差させて寝る「囚人型」 :仕事や家庭、対人関係などで悩みを抱えていることが多い。

  • 背中を持ち上げ、まるで土下座でもしてるかのような姿勢をとる「スフィンクス型」 :神経質な人や不眠症の人に多い。

とのこと。この2つはちょっと病的ですね。

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デポ剤の筋肉注射

デポ剤ってのは、平たく言うとドロ~ッとして2週間~4週間ぐらい効果が続く注射のお薬。

そんなデポ剤。注射した直後に、注射部位を揉んでいいのか否か。そんな疑問がよく挙がりながらも答えを知らずにいました。

・ 注射部位のマッサージにより硬結が減る

とのこと。
硬結などの注射部位反応は、吸収されずに残った油脂が災いしていると言われています。それをマッサージは減らす効果があると思われます。なるほど。

他にも注射部位の硬結などの反応について……

・ デカン酸ハロペリドール(ネオペリドール、ハロマンス)はデカン酸フルフェナジン(フルデカシン)よりも、注射部位反応が多い

・ デカン酸ハロペリドールの製品(ネオペリドール、ハロマンス)には50mgと100mgがあります。これはいずれも1mL。濃度が違うんです。知りませんでした。量だと思ってましたね。そして、注射部位反応は濃い方が多いとのこと。

・ 注射製材の皮下への逆流が注射部位反応を生じると言われており、注射深度が濃い方が注射部位反応が少ないと言われています。注射速度も注射部位反応に関与していると言われています。

・ デポ剤注射を繰り返す際に、部位を毎回変更した方がいいらしいのは有名な話。当然、皮膚の消毒をしましょう。

そして、「Z-track and air-bubble法」という筋注法があるとか。これはまた特殊な注射法。ふ~ん、今回はパス。

なんだか、デポ剤注射に詳しくなっちゃいました(^-^)

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