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2007年1月 8日 (月)

統合失調症に対する家族の理解

従兄弟に医者がいます。精神科医じゃなくて身体科。その彼と話していて彼が診た統合失調症の症例について話題になりました。

50台後半の男性。ずっと仕事にも就き、順調に経過していましたが断薬を機に再発。今は疎通悪く殆ど会話にならず、固まったまま日常生活に支障を来たしているとのこと。誰かが彼の手を持ち上げれば、そのまま手を持ち上げたまま。不自然な肢位を保ち続けるカタレプシー(強硬症)が出現ているといいます。

仕事に就いていたのですから、再発直前まで能力は保たれた良い状態が続いていたに違いありません。そして、服薬は順調に続けられていたのでしょう。それが、なぜ断薬に至ったのか……

本人が足の骨を折り、入院したところから断薬が始まったと思われます。本人、病気であることは周囲に秘密にしており、入院の際もそれを言わずにいたのです。家族は兄が一人だけ。その兄も、本人が統合失調症であることは知らずにいたといいます。

本人も薬を取りにいけず、入院した病院で処方を受けることもできず、薬を家族に入手してもらうこともできなかったのです。

骨折して入院した際、病院に統合失調症であることを告げていれば薬がもらえたことでしょう。家族が病気について知っていれば、薬を入手する手段を講じたことでしょう。

統合失調症という病気、秘密にするとこんなことがおきるんですね。病気について周囲に知っててもらうことは大切なんだなぁ、と痛感させられた症例でした。

少なくとも、家族には知っててもらわなきゃいけませんね(・_・)


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