« 後発医薬品に対する不信 | トップページ | 抗精神病薬の量 »

2007年5月10日 (木)

糖尿病+統合失調症

糖尿病の有病率は7%ぐらいでしょうか。40歳以上では10%程になるとか。当然、統合失調症の方でも糖尿病を併せ持っている人は沢山います。健常者に比べて統合失調症患者では糖尿病での受療率は倍ぐらいに高いとか。

じゃあ、糖尿病を持つ統合失調症に対してどの薬を使えばいいのでしょう。

まず、インスリン抵抗性への影響についての報告によれば……
・従来型の薬=定形薬リスペリドン(リスパダール)では明らかなインスリン抵抗性の上昇はみられず
オランザピン(ジプレキサ)では有意にインスリン抵抗性が上昇するとのこと。

そして、糖尿病を発症する率への抗精神病薬の影響をみると……
・当然のことながらMARTAでは高くなります。
・従来型の薬=定型薬でもやっぱり、高力価にしろ低力価にしろ糖尿病の率が上がります
・しかし、リスペリドンでは糖尿病の率の有意な上昇は認められなかったとのこと。

Good4shcizo_22 以上のことからすると、糖尿病+統合失調症リスペリドンが適していると考えられます。
そして、多くのケースでリスペリドンが使用されているハズです。

なぜ、このような事を書いているのかと言えば、リスペリドンについて使用上の注意改定のお知らせが来たんですね。
内容は「糖尿病においては投与を慎重にすべき」そして「糖尿病関連の重大な副作用がありうる」ということ。

他の薬剤に比べると、リスペリドンは糖尿病関連のリスクが低いです。それでも、抗精神病薬である以上は気をつけて血糖値等をチェックしていくべきなのでしょうね。特に糖尿病併発例で使われやすい薬なだけに、改めて注意喚起に至ったのでしょう。薬とはうまく付き合っていきたいものですね(^-^)

 

当ブログでは以下の様な関連した記事があります。

打倒コーラ500mL缶
http://pshycho-memomemo.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/500ml_2272.html
コーラだらけの自動販売機
http://pshycho-memomemo.cocolog-nifty.com/blog/cat1238611/index.html
ジプレキサと高血糖リスク
http://pshycho-memomemo.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_a645.html


« 後発医薬品に対する不信 | トップページ | 抗精神病薬の量 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/43630/6342092

この記事へのトラックバック一覧です: 糖尿病+統合失調症:

» 糖尿病の症状 食事を見直す [糖尿病の症状 食事を見直す]
糖尿病とは、血糖値が高くなる病気のこと。血糖値とは、血液中のブドウ糖の量のこと。糖尿病になると、ブドウ糖が本来エネルギーを必要としている細胞の中に運ばれず、血液の中にあふれるようになり、血糖値があがるわけです。 [続きを読む]

受信: 2007年5月23日 (水) 23:21

» 糖尿病の症状 [糖尿病の症状]
糖尿病の症状についての情報です。糖尿病の症状についての情報が少しでもお役に立てれば幸いです。 [続きを読む]

受信: 2007年5月31日 (木) 19:05

« 後発医薬品に対する不信 | トップページ | 抗精神病薬の量 »