« 自販機のコーラ | トップページ | 2006自殺者数 »

2007年6月 5日 (火)

抗うつ薬のCYP阻害作用

お薬の多くは肝臓で処理されます。その際によく出てくるのがチトクロームP450。このブログでもときおり「CYP」なんて言葉が出てくる、それです。CYPには様々なサブタイプというものが存在します。お薬でよく話題になるのは2D63A4でしょうか。

抗うつ薬の中には、このCYPを阻害する薬があります。阻害するCYPによっては、併用する薬が処理されずに予定外に血中濃度が上がってしまうことがあります。そんな抗うつ薬とCYPのサブタイプについてメモメモ。

手に入れた表に書いてあったのは3種のSSRI。それにSNRIの知識を加えると次の様になります。

薬剤名 1A2 2D6 2C9/10 2C19 3A3/4
セルトラリン - + - - -
パロキセチン - +++ - - -
フルボキサミン +++ - +++ +++ ++
ミルナシプラン いずれも無し

表によっては、セルトラリンは色んなCYPを軽く阻害するとされていることもあります。しかし、他剤との相互作用をあまり心配せずに使用できそうです。

パロキセチンはとにかく2D6のみ。あまり多くは心配せずに済みますが、2D6についてだけチェックです。しかも、パロキセチン自身が2D6で代謝されるというのが面白いところ。自分を分解する酵素を自分で阻止するパロキセチン。よほど分解されたくないのでしょうね(^-^)

フルボキサミンは、色々なCYPを阻害します。ですから、併用薬に注意しなければいけません。他の薬剤の血中濃度が上がってないか要注意です。

併用薬の心配をしたくない、そんなときはトレドミン(^-^)


« 自販機のコーラ | トップページ | 2006自殺者数 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/43630/6451491

この記事へのトラックバック一覧です: 抗うつ薬のCYP阻害作用:

« 自販機のコーラ | トップページ | 2006自殺者数 »