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2007年6月22日 (金)

×水虫薬のジェネリック

病棟では水虫を持っている人がいます。その中には爪まで侵される爪白癬の人もチラホラ。そこでイトラコナゾールの内服で治療をすることがあります。

私の勤めている病院で採用しているイトラコナゾールは2つ。先発品(非ジェネリック品)のイトリゾールジェネリック=後発品トラコナ

だんだんと温かくなり、を迎えようというところ。これから水虫が活発になるところですね。改めて、イトラコナゾールによる治療を見直してみようと思っていたところでした。そんな中、看護師さんがこれまでにイトラコナゾールでの治療結果について、簡単な報告書をくれました。

看護師の目的は「○○さんの足は十分に治療できてないので、診察して下さい」と言いたいがためのこと。ですから、評価は看護師の主観的なもので、学術的な指標などはなく、例数も15と多くありません。研究結果として発表できるほどの信頼性はないものです。ただ、私の考えとは無関係に行われたもので、バイアスは極めて少ないと言えるでしょう。

で、結果を見てみると……

Itraconazole_4   

7Tといのは「7錠」ではなく「1クールが7日間」という意味。この表記はおかしいですね。ハイ、指導しておきます^-^;

先発品を使った人しか治ってません! ジェネリック=トラコナで白癬が治ってないんです!o(>_<)o

イトラコナゾールで治療をしたのが15人。

改善が11人で、全員がイトリゾール(先発品)

不変あるいは悪化が4人。トラコナ=ジェネリックが3人+イトリゾール=先発品が1人。

ジェネリックの話になるといつも「先発品と同じ成分が入っているから、同じ」「生物学的同等性試験をしているから大丈夫」などと言われています。でも……

実際に明らかに違うじゃん!(怒

ジェネリック処方した事に後悔してしまいます。こーいうことがあると、ジェネリックの処方について、否定的にならざるを得ません(-_-;

関連する記事として 後発医薬品に対する不信 という記事も書いてますのでご参考まで。

 


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