妊婦とSSRI
妊娠中のうつ病治療について、いくつか論文を読んでみたので、それをメモメモ〆(・_・
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■妊娠うつ病
アメリカでの調査では妊娠うつ病が6.5~12.9%に生じると報告されており、決して珍しいものではありません。
妊娠中の薬物治療には催奇形性の危険性があります。しかし、うつ病を妊娠中に治療しないことは、産後うつ病との関連性や、新生児の早産・低出生体重児などの影響が指摘されています。
ですから、考え無しに薬物知慮を続けるのは問題ですし、闇雲に薬を避けるのも問題です。その辺りを踏まえてうつ病の治療について慎重に検討する必要があります。
■妊娠の前半について
先天性奇形発生率はアメリカでの調査では約3%と報告されています。特にパロキセチン(パキシル、SSRIの一種)について催奇形性の程度について調査されており、妊娠の初期14週までにパロキセチンを用いると率が約2倍に上がり、中でも心室中隔欠損が最多と報告されています。
■妊娠後半について
一般的に、1000人の出生児に1~2人程度の率で遷延性肺高血圧(PPHN)というが生じます。これは右心負荷をもたらし心不全に至りうる疾患です。SSRIを妊娠20週以降に服用する事で児に遷延性肺高血が生じる率が1%程度に増加すると言われています。
妊娠の20週以前にSSRIを服用した場合や、SNRIなどの他の抗うつ薬を服用した際には、遷延性肺高血圧の増加は確認されていません。
■SSRIと新生児
妊娠後期にSSRIを使用した母親から出生した新生児に、易刺激性や不穏、神経過敏、振戦、筋緊張低下/硬直、呼吸障害、哺乳障害などが出ることがあると報告されています。ですから、出産の直後は注意深い観察が必要であり、殆どは1~2週間で改善すると言われています。
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この様な内容をプリントにして、外来でいつでも患者さんに示せるように準備してみました。そして、患者さんと一緒に治療について考えられるといいですね(^-^)
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