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2008年2月13日 (水)

セロトニンとシナプス

以前の記事でセロトニンが話題になったので

精神薬理学エセンシャルズ第2版

をパラパラ開いてセロトニンのお勉強。まずは基本的なところから(・_・)

精神科領域ではしばしばセロトニン(Serotonin、5-ヒドロキシトリプタン、5-HTと略)が登場します。

このセロトニンは、うつ病・パニック・強迫神経症といった疾患に関係していると言われており、その治療薬SSRI/SNRIの最初の「S」はセロトニン。そして統合失調症の治療でも、SDA(リスペリドン、ペロスピロン)の「S」もセロトニン。

セロトニンは、神経細胞のセロトニン受容体にくっついて作用をします。そして、この受容体にもイロイロあります。

セロトニン受容体は7つのファミリーに分けられており、今のところ14のサブタイプが明らかになってます。

5-HT1 :1A/1B/1D/1E/1F
5-HT2 :2A/2B/2C
5-HT3
5-HT4
5-HT5 :5A/5B
5-HT6
5-HT7

Synapse_2 この受容体は神経系の様々な場所にあり、その作用もイロイロです。

神経細胞から神経細胞へと情報が伝えられるとき、その細胞の間には隙間があり、セロトニンを始めとした神経伝達物質が介在しています。ここは「シナプス」と呼ばれており、受容体は「シナプス」「シナプス」の2つに分けられます。

シナプスプレ・シナプス)というのは神経伝達物質を出す側についているもの。セロトニンであれば、1A1B、1D等はシナプス前に存在します。シナプス前(樹状突起)の1Aに作用すれば、セロトニン神経を通るインパルスの流れを遅くします。シナプス前(シナプス)の1B1Dに作用すれば、セロトニンの遊離が阻害されます。

シナプスポスト・シナプス)こそ、次の神経細胞で情報を待ち構え、次の神経細胞へと情報を伝えている存在。シナプス後には、それこそ様々な受容体が待ち構えており、シナプス前にあった1A、1B、1Dがシナプス後にも存在します。

そして、受容体に作用したセロトニンはシナプス前にある「セロトニン・トランスポーター」により細胞内に戻り、モノアミン酸化酵素(MAO)により分解されます。

まずは、そこまで(^-^)


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コメント

こんにちは。

めちゃめちゃ懐かしい!なんか大学での授業を思い出しますね(^-^)「シナプス」も「レセプター」も基礎薬理で言う”はじめの一歩”。
どの薬も、どこのレセプターに作用して、どの酵素を抑えて…。しばらくは、この繰り返しでしたね(^^)
この『satoruさん流セロトニン講座(!?)で私もしっかりおさらいしたいと思います。

投稿: cat×cat | 2008年2月13日 (水) 14:20

>cat×catさん
薬の話になればシナプス・受容体ばっかりの話になりますよね。「さとる流」ときましたが、特別なこともなく基本的なことを書いてみました。セロトニンの話は次がイヨイヨですo(^-^)o

投稿: satoru | 2008年2月13日 (水) 17:27

フムフム~w授業開始ですねb
次もとても楽しみです(๑→ܫ←)

投稿: ポン | 2008年2月13日 (水) 18:46

あれw2度も送った記憶ないですが・・・
汚してしまって申し訳ありません;

投稿: ポン | 2008年2月13日 (水) 18:47

>ポンさん
「授業」だなんて堅苦しくしないで下さい。当サイトは「メモ」ですから(^-^;

投稿: satoru | 2008年2月14日 (木) 00:52

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