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2008年4月 8日 (火)

BPSDに抑肝散

 認知症では記憶の障害が主ではありますが、それに伴い興奮や攻撃性、幻覚、不安、抑うつなどがみられることがあります。これは周辺症状(BPSD)と呼ばれ、本人と家族にとって大きな問題になります。

 そのBPSDへの対症療法として様々な薬が使われてきました。

・新規抗精神病薬を少量
・バルプロ酸(デパケン)を数十mg/day程度の少量
・タンドスピロン(セディール)
・抑肝散

 今日はツムラの方が病院に来たので、ちょっと教えてもらいました。

 抑肝散セロトニン受容体を抑制、そしてグルタミンの上昇を抑制により認知症の周辺症状を抑える、とのこと。周辺症状のうち、特に興奮や焦燥感、攻撃性を治療するのに良いとか。

 認知症は当然、高齢の方に多く、薬で副作用が出やすいものです。その点、漢方薬は副作用が少ないと思われ、大いに期待できるかと。今まであまり処方してませんでしたが、周辺症状に困っている認知症の方に処方し始めてみました。すると……非常に良く効く方がいますね~(^-^)

 私は認知症については詳しくなく、プシコ・メモメモで初の認知症についての記事になりました。これから、少しずつ扱っていきたいと思います。そして、漢方薬が扱われたのも初めて。初めてずくしの記事でした~


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コメント

こんばんは。
実は抑肝散(黄色の54番でしたっけ?)を見たのは今の薬局が初めてで、プシコ&メンタルでは、こんなにもメジャーだったのかと実感しました(^_^;)
柴胡加竜骨牡砺湯など不安症やヒステリーに効果のあるのは扱ったことがありますよ。今の薬局では漢方処方が大好きなDr.の処方箋を扱っているので、こっちもいろいろと勉強させてもらっています。(大学時代は生薬に興味があったので処方見てると面白いです(*^_^*))
あ、でも漢方の副作用も侮るなかれ!厳密に処方する場合は証(体質)を見極めて選択しますが、証が合わないとお腹がゴロゴロしたり効果が十分出なかったりすることがあります。それに甘草が含まれているので量によっては偽アルドステロン症、低K血症でのミオパチーを起こす事があります。おまけに漢方の3剤以上の併用は保険でカットです。西洋薬同様にSEの出方に注意ですね(*^^)v
あるDr.は漢方の原料の品質が心配だからと使うのをためらっていました。食品など、いろいろ騒がれていますが、漢方含む医薬品はそんなことがないようにと、ただ祈るばかりです(^v^)

投稿: cat×cat | 2008年4月 8日 (火) 22:41

>cat×catさん
漢方がちゃんと分かってれば証(しょう)を見るところですが、そーいうことはしてきませんでしたからねぇ。そして、できる人が少ないものですよね。それでも、比較的安全に処方しやすいのが漢方でしょうか。
抑肝散をいくらか処方してきましたが、結構いいみたいです。もう少し症例数がたまったところで個人的に振り返ってみたいですね(^-^

投稿: satoru | 2008年4月 9日 (水) 13:00

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