新規型とCYP
薬物の多くはチトクロームP450(CYP450)という酵素によって代謝されます。そして、このCYPは様々な薬剤で阻害されたり誘導されたり。そして、薬剤の血中濃度が予定外に上昇したり低下したりしかねません。このCYPには1A2、2D6、3A4などの「アイソザイム」と呼ばれるバリエーションがあります。
というわけで、新規型(非定型型)抗精神病薬それぞれを、どのCYPが代謝するかを添付文書の記載をもとにまとめてみました。
- 1A2:オランザピン
- 2D6:アリピプラゾール リスペリドン
- 3A4:アリピプラゾール ペロスピロン クエチアピン
これをメモメモ的に語呂合わせで覚えてみましょう(^-^/
1A2はオランザピンの1つ
2D6はアリピプラゾール+リスペリドンの2つ
3A4はPAQ=ペロスピロン+アリピプラゾール+クエチアピンの3つ
なんてどうでしょ(^-^)
ちなみにCYP関連の記事に「CYPで代謝されるもの」「抗うつ薬のCYP阻害作用」がありますので合わせて考えると、診療の助けになることでしょう(^-^/
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コメント
こんばんは。国師前にかなりお世話になったゴロ合わせを思い出します(-。-)゜゜゜
新しいクスリがどんどん世に出るこの頃ですから、ゴロ合わせもバージョンアップせねば!
というわけで、今回もありがとうございます!
CYPに影響するものとしては1A2は喫煙で誘導されるため薬物血中濃度が下がってしまいます。またセントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)はCYP3A4を誘導させるためやっぱり血中濃度は下がります。このハーブは気持ちを穏やかにする健康食品として売られているため、PAQとの併用には気をつけないといけないですね。
ちなみに私の思い出(?)のゴロ合わせはCYP3A4代謝薬の覚え方「カルシウム入りのニュー真っ黒ビール、サルが降ると、いと美味し」です(^^♪
投稿 cat×cat | 2008年4月22日 (火) 22:14
CYP代謝薬のゴロ合わせ、興味ありますね~。と思ってニュー真っ黒ビールを検索したら、当ブログが検索されるだけでした。詳細、気になります~(^-^/
そして、セントジョーンズワートで3A4誘導は知りませんでした。勉強になります。
投稿 satoru | 2008年4月23日 (水) 12:44
>satoruさん
それでは、CYP3A4で代謝される薬物のゴロ合わせ解説~!(^^)!
「カルシウム入り(高血圧治療薬などのCa拮抗薬)の、ニュー(抗生剤:ニューキノロン系)真っ黒(抗生剤:マクロライド系)ビール(抗ウイルス薬:リトナビルやサキナビル)、サルが(サルファ剤)振ると(フルニトラゼパム)いと(イトコナゾール:アゾール系抗真菌薬)、お(オメプラール)い(イリノテカン:抗がん剤)し(シメチジン)」
あくまでも国試対策用なので、すごくアバウトな分類ですね(^_^;)
投稿 cat×cat | 2008年4月23日 (水) 23:35