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2008年5月17日 (土)

悲?怒?

名古屋大の尾崎紀夫先生のお話のなかで、BPD(境界型人格障害)について興味深いお話が。

Domesらの報告が元でしょうか。まず、悲しみの表情怒りの表情を用意します。それにモーフィングの技術を用いて、悲しみと怒りの途中段階の曖昧な顔を沢山用意します。

この沢山の顔を見て「怒ってる」と感じるのか「悲しんでいる」と感じるのかを調べます。すると、BPDの患者さんはあいまいな表情を「怒っている」と感じやすい傾向があるとのこと。

なるほど。BPDの人は、周囲の人が怒っていると感じやすいものなのでしょう。実際以上に「怒られた!(>_<」と感じやすいかもしれません。さらに、実際には怒られてなくても、怒られていると感じるかもしれません。それでは、対人関係の上で衝突が多いでしょうし、自尊心も低くなるでしょうし、ストレスが多いでしょうに。

この傾向をBPDの患者さん本人に理解してもらえたら、本人がいくらかでも客観視しやすくなるのでしょうね。

ああ、その怒っている顔と悲しんでる顔、そしてその曖昧な顔が欲し~!BPDの人(+家族)に実際に体験してもらいたい~。って、用意するのは大変そうだなo(x_x)o


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コメント

こんにちは。

これはこれは大変interestingなお話ですね~。やはり怒られていると思う事が多いほどストレスになりますからね。BPDの方の負担を減らすためには話す側の配慮も必要かなと思いました。表情だけでなく話し方や態度でも不安にさせないような工夫がいると思うのですが、どうなんでしょうねぇ?

投稿: cat×cat | 2008年5月23日 (金) 16:53

面白いでしょ~。BPDの人が混乱を起こす原因の一つなのでしょう。これを知っているだけで、少しは混乱を減らせそうですよね。って、ゼロにするのは無理と踏んでおくことも必要。混乱を繰り返しながら、少しでも健康につなげていければ……って、薬剤師さんの仕事とは少し離れるかな(^-^;

投稿: satoru | 2008年5月25日 (日) 21:45

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