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2008年6月26日 (木)

同調理論

 診療は、患者さんに対して病気と治療についてプレゼンテーションすることの繰り返しです。そのとき、正しいことを「言う」だけでは医者として足りないと思っています。きちんと正しい答えに「導く」ことが仕事だと思っています。そんな中、心理的なテクニックが有効なことがあります。

 心理のテクニックのひとつに「同調理論」があります。

 子どもを持つ周囲の人が子どもをに行かせていると、我が子にも塾へ通わせなきゃいけない気がします。皆が新しいゲーム機で遊び始めると、つい自分も購入を考えてしまいます。

 これを精神科の診療で応用するのは手かもしれません。

「統合失調症の患者さんは『皆さん』お薬で飲んでますよ」
「良くなる患者さんは『皆さん』薬物治療を続けてますよ」

 統合失調症を勧めるのは当たり前のこと。その際の言葉をちょっと意識するだけで、その言葉の持つが変わるかもしれません。

 リスクは無いと言っていいでしょう。そしてアドヒアランスの改善というベネフィットが期待できます。

 これから、診療場面で意識してみようかな(^-^)

 当サイトで他には「好意の返報性」と「2択の提示」についても記事を書いてますのでご参考まで(^-^/


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コメント

こんばんは。

おおっ!難しい言葉にすると「同調理論」と言うのですね( ..)φ私も投薬時に、この手法(?)をよく使います(^v^)
自分だけが特殊な薬を使っているんじゃないかと心配する患者さんには「この薬は皆さん結構飲んでいますよ~」とか、病院で測る血圧が高くて心配する患者さんには「先生に測ってもらうと、皆さん高めになるんですよね~」とか。もちろん説明する時にはちゃんと裏付けされたものに使っていますよ。
過去にベストセラーになった『世界の日本人ジョーク集』にも「集団主義」のところに似たようなくだりがありますね~!(^^)!「みんなと同じ」ことで安心するのは日本人の素質なのでしょうかね?(^_^;)

投稿: cat×cat | 2008年7月 2日 (水) 21:30

遅レスになりました。なんとなく使ってる人が多いものですが、ちゃんと言えば「同調理論」。まぁ、デタラメではなく根拠があっていわなければいけないのはおっしゃる通り。
この技、みんな使ってるので使ってみて下さいね♪(さっそく同調理論

投稿: satoru | 2008年7月15日 (火) 12:50

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