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2008年6月 4日 (水)

内的現実と外的現実

 2月の下旬に、聞いた白波瀬丈一郎先生の境界型人格障害(Borderline Personality Disorder、以下BPD)についての講演で「外的現実」と「内的現実」という言葉が出てきました。

 その話では、BPDの患者さんの中では外的現実内的現実が大きく違ってしまい問題が生じるとのこと。

 例えば、外的現実では何も問題の無く友人と会話していたハズが、BPDの人の内的現実では友人が悪意を持って意地悪をしてきたように思っているようなことがあります。

 例えば、外的現実としては何とも思ってない担当医に、BPDの人の内的現実では担当医が怒っていると思い込んでいることがあります。

 外的現実として何も無いのに、本人の中では不幸な現実が展開されているのは非常に損なことです。BPDの持つ不健康な準拠枠、そして歪んだ認知によって生じることなのでしょう。

 歪んだ内的現実外的現実に合わせることは難しいことであり、これは超長期的にしかできないこと。まずは歪んだ内的現実に自ら気づいてもらうことが治療になる、とのお話でした。

 BPDの方に分かりやすいようにでも用意しておきたいとおろですかね(^-^)


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コメント

こんばんは。

仕事では実習指導者として、家では新米のオバちゃん(?)として過ごす今日この頃…(^_^;)

「外的現実」「内的現実」この言葉も聞いたことがなかったので少々調べてみたら、結構いろんなジャンルで用いられているんですね。内的現実は自分の中で作りあげてきた部分だらけだから、パパっとなんとかできるもんではなさそうですね。BPDの場合、外的現実と内的現実のギャップに気づくまで時間がかかり、その先の対応にも時間がかかると思いますが、個々のペースに合ったケアが大切ですね(^^♪


投稿: cat×cat | 2008年6月13日 (金) 00:06

別にBPDの治療じゃなくても、自分や身の回りお人の認識について考える際に面白い観点ですよね。おっしゃるようにパパッとは変わりませんが、少しずつ各々のペースで好転したら素敵ですよね

投稿: satoru | 2008年6月13日 (金) 12:52

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