« 縮むのが嫌な臓器は…… | トップページ | 「まなざす私」と「存在者としての私」 »

2008年11月23日 (日)

家庭内の暴力の用語

ヤンセンファーマ主催の第2回Chiyoda-Mental-Conferenceにお邪魔してきました。そこで、北の丸クリニックの倉本英彦先生の御講演で、思春期の臨床についてのお話を聞かせて頂きました。

その中で、ちょっと面白いなと思ったのが「家庭における暴力」の用語について。

ドメスティック・バイオレンス(DV)」と言われると、日常的に「夫が妻に暴力」を示しています。ドメスティックは「家族の」ですから、直訳すれば「家庭内の暴力」。家庭内の暴力全般を示す言葉のハズが、夫婦間でのみ使われています。

そして「虐待」。これは主に親が子どもに対して行うもの。今回は思春期がテーマでしたが、介護の場面では老人に対して介護者が行う場合もあります。

家庭内暴力」という言葉は、家庭内の暴力全般を示すハズなのに、日常的には「子どもが親に暴力」というものを意味してしまっています。

なんだか「DV」「家庭内暴力」という言葉は、本来は広い意味の言葉。ちゃんと「夫婦間暴力」や「子→親暴力」みたいな言葉を使うべきなのかもしれませんね。


« 縮むのが嫌な臓器は…… | トップページ | 「まなざす私」と「存在者としての私」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/43630/25450951

この記事へのトラックバック一覧です: 家庭内の暴力の用語:

« 縮むのが嫌な臓器は…… | トップページ | 「まなざす私」と「存在者としての私」 »