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2009年6月21日 (日)

コンスタ発売目前

リスパダールコンスタが、発売目前になりました。2週間に1回注射での統合失調症治療薬。(追記:6/23に発売されました!)

ハロペリドールを使っていたときには、入院中の人に連日注射して治療していたことがあります。これは、よい高い効果が得られ、同量の経口剤に比べてグッと副作用が少ないからです。しかし、入院中にしかできないのが困ったところ。

しかし、 2週間に1回なら外来でできます。しかも、ハロペリドールみたいな従来型ではなく、リスペリドンという新規型の薬剤。リスペリドンの錠剤を液剤に変えただけでも、効果が高く副作用が少なくなるもの。これが注射になるのですから、それがまた大きく変わると期待しちゃいますね(^-^)


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コメント

初めまして。調剤薬局の薬剤師をしております。広域の総合病院の処方箋も扱っており、統合失調症の薬や抗うつ薬も、かなりの数を用意しています。中には(勉強不足による)???の処方もあり、そんな時、ココを思いだして調剤にあたっています。またフラッと来ますので、ヨロシクお願いしますm(__)m。

投稿: yuko | 2009年6月21日 (日) 23:37

う~ん、でも注射は嫌がる患者さん多いと思いますが。。。

投稿: | 2009年6月22日 (月) 19:41

どちらにせよ生活しやすくなるひとが増えればいいですね。

投稿: | 2009年6月22日 (月) 22:48

>yukoさん
自分だって十分に勉強できているかどうか何とも。しかし、少しでもより良い知識を身につけて治療にあたりたいものですね(^-^)

>名無しさん
はじめまして。注射を嫌がると「思う」んですね。実際に治療の場で、当事者のお話を聞いていると、そうとも決めつけられないものがあります。先回りして「思う」ではなく、ちゃんと聞きたいものです。
エビデンスとしても、医師は注射が嫌だろうと思いがちで、患者自身はそこまで嫌がってないという報告がありますから、参考にされるといいですよ(^-^)

投稿: satoru | 2009年6月23日 (火) 07:16

今日、最初の1本が処方されました。拒薬の患者さんにやむを得ずというケースでしたが、20Gの大きな針が半分以上、するっとおしりの中に入っていきました。見た目ほど痛くなさそうでしたよ。効果が出始める3週間後が楽しみです。

投稿: とある薬剤師 | 2009年6月23日 (火) 16:09

>とある薬剤師さん
発売日から出ましたか!きっと日本中でそんなことが始まっているのでしょうね〜
「スルッと」という表現、何だかリアリティありますね。筋注の痛みは針を刺すときより、筋肉内に薬液が押し込まれるときですよね。コンスタはその痛みが少ないと聞きます。
その患者さん、健やか・元気になれるといいですね。早速のご報告ありがとうございます!o(^-^)o

投稿: satoru | 2009年6月23日 (火) 20:56

注射は本人は嫌がるけど、家族からの要請で導入せざるを得ないことが多いと思います。

本人は初めは抵抗あっても、続けていくと意外とデポを好んでくれるかもしれませんね。

投稿: | 2009年6月24日 (水) 05:05

>名無しさん
コメントありがとうございます。「注射は本人は嫌がるけど」というのがこれまでの考え方でした。

ただ、実際には患者さん自身は「より良い治療」を求めています。私の外来には、しばらく前からコンスタについて知り、導入を自ら希望している方が何人もいます。そのメリットをきちんと理解しているからです。

医療者はつい先回りして「注射は嫌がる」と考えがち。しかし、思えば「注射=嫌」という単純な図式は子どものものですよね。患者さんは、妄想があろうと幻聴があろうと、しっかりと大人なところを持っているものです。それが寛解状態ならなおさらでしょう。患者さんを信じてあげてみてはいかがでしょうか。

さて、いかがでしょう。それでもまだ「注射=嫌」の図式で判断なさいますか?(^-^)

投稿: satoru | 2009年6月24日 (水) 13:18

『注射は本人は嫌がるけど、家族からの要請で導入せざるを得ないことが』多いと言ったつもりでした。。。

つまり注射を自ら進んで受け入れてくれる人もいるとは思いますが、嫌がる人のほうが多いと思うんです。。。

自分から希望してくれる人は別にいいでんすけど、嫌がる人に注射をする場合、どうやって説得するのかが問題でしょうね。。。

どうやって説得されますでしょうか?説明してもダメな場合も少なくないと思います。。。。

投稿: | 2009年6月25日 (木) 04:39

こちらが誤解していたとしたら失礼いたしました(^-^;
で、注射だからといって「嫌がる人の方が多い」という思い込みを一度捨て去ることをお勧めします。きちんと説明すると、そのメリットを理解して注射を希望する人は多いです。相手は「大人」ですあら(^-^)

そして、「嫌がる人に対して」というお話を頂きました。

最初に頂いたコメントのように、導入してしまえば慣れて頂けるのかもしれませんね。ただ、あまりに無理強いすると、後々になって医療者と患者の関係がこじれ、行き詰まる原因になります。病状が重くても、なるべく本人の主体性を引き出すように努めたいものです。

残念ながら一切の薬物治療を拒む統合失調症の方もいます。それでも、射つ場合には「良い注射を用意してあげたから任せといて!」と心をこめて伝えることでしょう。「薬も注射もいらねぇよ!」「薬も注射も嫌なんですか。なるほど。でも、悪いようにはしないから、任せといてよ。いい注射用意したから。はい、動かないでよ~」プチッ……ということはありましたね~(^-^;

コンスタの本領発揮は、そーいうところより、主体的な治療のひとつとして導入するところにあるかとは思いますけどね。
さて、お答になったでしょうか(・_・)

投稿: satoru | 2009年6月25日 (木) 08:28

本人が統合失調症だと認識しないまま治療を受けずに生活をしていた場合は、家族が一言掛ける必要があるとは思いますが、要因によっては注射=嫌ではなく受けることをしない人もいると思っています。

投稿: | 2009年6月25日 (木) 15:00

>名無しさん
本人が統合失調症だと知らずに未治療のこともあるでしょう。そんなときは錠剤・液剤・散剤・注射の問題ではありませんよね。おっしゃるように、統合失調症の治療では病名告知が非常に大切ですね(^-^)

投稿: satoru | 2009年6月25日 (木) 21:00

発売から本日まで、5人の患者さんに処方されて、そのうち3人の患者さんへの投与に関わりました。調整方法を看護師さんに説明したり、患者さんに説明したり、時には足を押さえたり。
統合失調症の患者さんの中には、病識はないけど、病感のようなものはあって、主治医の先生をとても信頼してて、診察は欠かさない。でもなぜか服薬中断して再入院を繰り返す。
そんなタイプの方に処方されているようでです。

投稿: とある薬剤師 | 2009年6月25日 (木) 22:52

>とある薬剤師さん
 またまた早い情報をありがとうございます♪今まで使われてきたデポと違う点が多く、薬剤師さんの情報提供が重要なんですね!今回のコンスタ、まず適応として思いつくのはノンアドヒアラントな患者さんですね。服薬中断して再入院を繰り返すだなんて、もったいない。
http://pshycho-memomemo.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-b05a.html
で扱いましたが、そんな方の再発を減らせるとしたら、今回は大きな武器を手にしたことになりますね。その方の今後がハッピーな方向に向くことを期待しちゃいます(^-^)
 私の病棟でも、看護師が初めてのことに緊張しながら2名注射していました。片方はノンアヒアラントな方、片方は本人が理解した上で希望してのこと。外来でも2名。皆さんがこれから元気に過ごせることを応援できればと思います。
 度々、決して大きくはありませんが、現場らしい生々しいちっちゃなレポートありがとうございます。またお聞かせ下さい。

投稿: satoru | 2009年6月25日 (木) 23:59

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