各種睡眠薬の血中半減期をメモメモ
一般名(商品名) 血中半減期
■超短時間型
ゾルピデム(マイスリー)1.78-2.30
トリアゾラム(ハルシオン)2.9
ゾピクロン(アモバン)3.66-3.94
■短時間型
ブロチゾラム(レンドルミン、レンドルミンD)7
リルマザホン(リスミー)10.5
エチゾラム(デパス)6
ロルメタゼパム(ロラメット、エバミール)10
■中時間型
ニトラゼパム(ネルボン、ベンザリン)27.1
フルニトラゼパム(ロヒプノール、サイレース)7
エスタゾラム(ユーロジン)24
ニメタゼパム(エリミン)26
■長時間型
クアゼパム(ドラール)36.6
ロフラゼプ酸エチル(メイラックス)110
どれも単位は「時間」です。
超短時間型の薬は3時間前後の半減期。めちゃくちゃ早いですね。この手のものは安全だと思って安易に処方されがち。しかし、中止が困難になるので要注意。私自身はこの手の薬を殆ど処方しないようにしています。
短時間型は8時間前後。朝には殆ど残らず安心して使いやすい薬。これも中止するときに難しいのは注意ですね。
中時間型は25時間前後。だからといって一日中寝ちゃうわけではなく、朝にはちゃんと目が覚めるのが通常。寝付いてから朝起きるまでの睡眠全体が安定するのはポイント。飲み続けると効果が強まります。最初に効かなくても「効かない」と結論づけずに続けるべきでしょう。中途覚醒にはお勧めです。不眠の原因が解消したときに、中止しやすいのは大きなメリット。
フルニトラゼパム(ロヒプノール、サイレース)は半減期が7時間と短いなのに「中時間型」なのは、代謝されるとニトラゼパムになり、これが中時間型だからということでしょう。ですから25時間ぐらいの半減期に近い効果が得られるということ。
長時間型は、とにかく長い。中時間型で挙げたメリットがなおさら。
睡眠薬は14日分しか処方できない縛りがありますが、ゾピクロン(アモバン)とリルマザホン(リスミー)は、その縛りがないのは外来で使う上ではポイントですね。
そして、正確には睡眠薬ではなく抗不安薬であるエチゾラム(デパス)やロフラゼプ酸エチル(メイラックス)なども当然のことながら14日の縛りと無関係ですね。
また、ニトラゼパム(ベンザリン、ネルボン)は、抗てんかん薬としてなら長期処方が可能。でも睡眠薬としては14日縛り。難しいところです。
最近のコメント