24歳以下への抗うつ薬
若年者の抗うつ薬による自殺リスクについて記載するように、添付文書の改定をアメリカでFDAが指示したとのこと。それを受けて、日本でも全ての抗うつ薬の添付文書が改定されました。
追加されたのは……
抗うつ薬の投与により、24歳以下の患者で、自殺念慮、自殺企図のリスクが増加するとの報告があるため、本剤の投与にあたっては、リスクとベネフィットを考慮すること。
……という内容。
24歳以下の患者において、抗うつ薬とプラセボを比較したところ、抗うつ薬で自殺念慮や自殺行為のリスクが比較的高い結果が出たとか。服用開始後1~2ヶ月に気をつける必要があるとのこと。
リスクがあるから処方しないのか、というとそうともいきません。「うつ病」であるならば、薬物治療を含めた適切な治療をしないことで、徐々に自殺リスクが上昇する可能性があります。
若年者の抑うつ状態を診たときに、むやみに抗うつ薬を処方するべきではないのでしょう。処方するのであれば自殺リスクについて考え、本人や家族に注意喚起をすべきなのでしょう。そして、初期だけでも抗不安薬などを用いるのもいいのかもしれませんね。
添付文書の改定というのは大きなことです。「無視して今まで通り」ではいけませんね(・_・)
当ブログの関連した記事に「小児用パキシル」「SSRIと若年者の自殺リスク」がありますので、ご参考まで。
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