カテゴリー「抗パーキンソン薬」の5件の記事

2007年5月19日 (土)

抗パ薬の減量/中止(中間報告)

統合失調症の治療に抗精神病薬は欠かせません。しかし、その副作用としてEPS(錐体外路症状。手の振るえや歩行障害など)が出ることがあります。これを防ぐために抗パーキンソン薬=略して抗パ薬を併せて処方することがよくあります。

Parkinson しかし、抗パ薬はできれば使わない方がいいものです。それについてはコチラの記事をどうぞ。

そこで、担当している閉鎖病棟での処方を見直していました。EPSが出ない範囲で抗パ薬の減量/中止を試みていました。春なので、その数字を見直してみましょう。

ビペリデン換算で比較すると……

現在入院中の患者さんの2006年4月(2006年4月以降の入院者は入院時)の抗パ薬は一人平均2.49mg。従来では一般的に、抗パ薬が1日3錠ずつ処方される事も多かった事を考えると、このぐらいは「昔の普通」でしょうか。

2007年2月の時点では一人平均1.80mgを服用。

現在=2007年5月では一人平均1.32mgを服用。

まとめて書けば
2.49 → 1.80 → 1.32
うん、少し減らせてきてますね~♪
今後も引き続き、より良い処方を模索してみたいと思います(^-^)

今までの抗パ薬についての記事は以下の通りです。

統合失調症と抗パ薬
http://pshycho-memomemo.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/post_4259.html
抗パ薬の等価換算表(ビペリデン換算)
http://pshycho-memomemo.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/post_b747.html
抗パ薬を数えてみよう(^-^/
http://pshycho-memomemo.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/post_f1c6.html
抗パ薬を数えてみよう2
http://pshycho-memomemo.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/post_ae39.html

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2007年3月 9日 (金)

抗パ薬の等価換算表

抗パーキンソン薬の等価換算表を教えてもらったので、なくさないうちにメモメモ。

薬剤性錐体外路症状に対する
抗パーキンソン薬の等価換算表

ビペリデン(アキネトン、タスモリン) 2
トリヘキシフェニジル(アーテン、トレミン、ピラミスチン、セドリーナ) 4
プロメタジン(ヒベルナ、ピレチア) 25

メチキセン(コリンホール) 10
アマンタジン(シンメトレル) 100
ジフェニルヒドラミン(ベナ、レスタミン、レスミン) 30
Photo_4マザチコール(ペントナ) 8
ピロヘプチン(トリモール) 4
プロフェナミン(パーキン) 100
ヒドロキシジン 65

稲垣先生・稲田先生2006年度版

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抗パ薬を数えてみよう2

Photo_43月6日の日記で現在の抗パーキンソン薬(抗パ薬)を数えました。これまで、どれだけ減らせたのかを振り返ってみるべく、過去の抗パ薬を数えてみました。

現在入院中の患者さんの…… ・2006年4月以前の入院者は2006年4月 ・2006年4月以降の入院者は入院時 ……の処方されていた抗パ薬をカウント。

塩酸ビペリデン(アキネトン、タスモリン) 1mg錠を57錠、57mg、
塩酸トリヘキシフェニジル(アーテンetc) 2mg錠を52錠、104mg
プロメタジン(ヒベルナ、そしてベゲタミンに含まれている) 25mg錠で6.5錠相当、162.5mg
メチキセン(コリンホール) 2.5mg錠を2錠、5mg

ビペリデン換算で47人全員で117mg人当たり約2.49mgを服用していました。

それからすると今でも減薬できていますが、さらに減らせるように工夫していきたいところです。ちょっとワクワクしちゃいますねo(^-^)o

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2007年3月 6日 (火)

抗パ薬を数えてみよう(^-^/

私が担当している患者さん44人が使っている抗パーキンソン薬を数えてみました。
2007年2月初旬では……

塩酸Photo_4ビペリデン(アキネトン、タスモリン) 1mg錠を3535mg、
塩酸トリヘキシフェニジル(アーテンetc) 2mg錠を3570mg
プロメタジン(ヒベルナ) 25mg錠を9225mg
79錠……ってことは、ビペリデン換算で全員で79mg人当たり約1.80mgを服用中。

もう既に11ヶ月前にこの病棟を担当し始めてから、いくらかは減ってきています。3月3日の日記にも書いたように、抗パ薬は最低限に抑えるのが良いとの話。さて、これからどれだけ減らせるでしょう。

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2007年3月 3日 (土)

統合失調症と抗パ薬

イーライリリーによるWeb講演会、そして大日本住友製薬による講演会の両方で、北海道大学精神科教授の小山先生のお話を聞きました。その内容の一つに、抗パーキンソン薬(以下「抗パ薬」)の併用についてのお話がありました。

Photo_3 統合失調症の治療の際、抗精神病薬とともに、抗パーキンソン薬が併用されることが多いものです。それは、抗精神病薬によるEPS(錐体外路症状。手の振るえや歩行障害など)を防ぐため。

しかし、抗パ薬の使用は抗コリン作用による副作用をもたらしてしまうのは有名な話。口渇便秘認知機能障害など。ですから、抗パ薬を使用してEPSを防ぎ、3ヶ月程安定していたら、減量や中止を試みるべきではないか、とのお話でした。

もしそれでEPSが再び生じるようであれば、抗パ薬を再投与すればいいだけの話。漫然と処方してしまいがちな抗パ薬の減量や中止を試みてみようと思ってます。私が担当する病棟の状況は3月6日の日記の通り。これからどうなるのか楽しみ……

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