同調理論
診療は、患者さんに対して病気と治療についてプレゼンテーションすることの繰り返しです。そのとき、正しいことを「言う」だけでは医者として足りないと思っています。きちんと正しい答えに「導く」ことが仕事だと思っています。そんな中、心理的なテクニックが有効なことがあります。
心理のテクニックのひとつに「同調理論」があります。
子どもを持つ周囲の人が子どもを塾に行かせていると、我が子にも塾へ通わせなきゃいけない気がします。皆が新しいゲーム機で遊び始めると、つい自分も購入を考えてしまいます。
これを精神科の診療で応用するのは手かもしれません。
「統合失調症の患者さんは『皆さん』お薬で飲んでますよ」
「良くなる患者さんは『皆さん』薬物治療を続けてますよ」
統合失調症で薬を勧めるのは当たり前のこと。その際の言葉をちょっと意識するだけで、その言葉の持つ力が変わるかもしれません。
リスクは無いと言っていいでしょう。そしてアドヒアランスの改善というベネフィットが期待できます。
これから、診療場面で意識してみようかな(^-^)
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